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この日記はアーティスト・イン・レジデンス”ndl”でプーケット滞在中に書かれたものです。
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眠れぬ朝方に三脚につけたビデオカメラを担いで外に出ると、カーテン越しに部屋に差す朝日から想像していたよりもずっと明るく期を逃した感じもしたが、屋台では二人の女性、一人はまだ30歳ほどでもう一人はかなり年配、二人とも深く茶色に日焼けしていて正面からピッタリとフレームに収めようと調整している間、オレンジの法衣を来た僧侶がやって来て彼女たちはお祈りし、差し出された白い包みを受け取った僧侶がそのままゆっくりと歩き去って行くとぽつぽつと雨が降り出したので、ボクは部屋に戻って少し眠り、夕刻、8月10日に会ったマーのいる屋台へ向かった。
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今日はマーとイアンのことを書かなくてはならない。
マーは中学生くらいの女の子で、イアンは56歳の男性だ。マーは屋台の手伝いをしていて、イアンは駄菓子屋のような店の前でタバコを吸っていた。写真を撮っていいかと聞くと、マーは照れて、イアンは笑う。マーは英語はしゃべれない。でも「ポンチュースドー」と自分の名前を言って手を差し出したら、My name is マー、と意外にきれいな発音をする。イアンは英語がしゃべれることを自慢したいのか、べらべらとしゃべる。でもタイ語訛りがすごくて、なかなか意味がわからず、どうやら聞かれていたのは「どこから来たのか」ということらしいと気づくまでに、5回くらいイアンはタイ語のような英語を話す。マーのお店では魚の揚げ物を買って、ソースをつけてもらった。イアンのお店では何も買わなかった。マーの肌はきれいに日焼けしているが黒いというほどではなく、つやつやしていて、イアンは浅黒く深いしわが顔中にある。二人の共通点はとくない。ただ、二人ともボクがカメラを向けたときに笑い、照れて、それからレンズを見つめ笑ったからボクが話しかけたというのだけが一緒だ。
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簡単な挨拶といくつかの食べ物の名前がわかるくらいでは、タイ語でいろいろ説明することはできず、「アーティスト」と言ったのもたぶん理解されていないだろうが、28と大きく書かれた紙を渡してカメラを見せると意味はわかったようで、でもやっぱり恥ずかしいのかそれとも何かを恐れているのかわからないが写真を撮られるのはイヤだったようだ。粘った末、撮らせてもらえたが写真で見るよりホントは彼女はもっとかわいい。まっすぐ家へと帰ることができるようにはなったが、イアンと会ったのがどこかボクはまだ知らない。
マーと別れ、クロックタワーへと向かってコーヒーの屋台へと向かう。パオくんのお母さんはボクの家をちゃんと書いていてくれた。シンプルな一部屋、entrance が二カ所あり、パソコンもあり、でもお風呂はない。店の奥ではパオくんが寝ていた。彼女に渡したパオくんの写真はいま、彼女の家のどこにあるのか、飾られているのだろうか。
今は23時半、いつも1時2時くらいに日記を書くから今日はいつもより早い時間から書いているのだけれど、活動するのが夕方以降になってしまっているここ数日の生活を少し改めなければならない。小雨で濡れた服がまだ湿っぽい。屋台でヌードルを食べて、今日は寝ることにする。



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The Mary Tyler Moore Show
http://www.historyguide.org/intellect/kant.html
スドコ