カーテン越しの光で満つ部屋、カーペットの上で悶えているとふいに今日が日曜日だと気づき、そのときにはもう昼近くで仮面ライダーもプリキュアも終わっていて、それでもいつまでも寝ているわけにはいかないと立ち上がるものの頭痛はまだ続いていた。
適当に料理をすませて腹を満たし、 本を読み始めるものの頭の中が曇ったようでどうにも字が入ってこなく、河川敷に散歩に出かけてそのまま駅前まで出たものの、財布をもっていないことに気づいて何もせずに家に戻って、パソコンを覗くと昨日の夜に始めた動画のエンコードが終わっていた。メニューのデザインを一時間ほどですませて、ファイルを構築、4枚焼き終わるまでにRSSのチェック、Tumblrでreblog、このネットの時間が日に日に増していくのは避けたいけれど、どうがんばっても一日1時間弱はかかるし、少しでも暇があったらすぐにまたチェックしはじめてしまう癖がもうついてしまっていて、これを直さないと論文執筆なんてできやしないのだが、今日に限ってはこのネットタイム中にいろんなことを思いついて、それは東京R不動産のページを見ているときだった。高くて手が出ない物件の間取りや、何も置かれていない部屋の写真を次々に眺めていると、ある物件のページでかなり広い部屋の中に黒い皮のソファが一つ、壁を背に置かれていて、たぶんバルコニーにつながってる大きな窓からの光が壁の白とソファの黒をはっきりと分け照らしていた。説明には何も書かれていない。一つの小説に書かれた世界が、その書かれ方は一冊一冊違うけれど、読み進めるにつれ想像し得る一つの現実として感じられるものになっていくとき、それが達成される小説はひとまず良い小説で、それだけでいいわけではなく十分条件に過ぎないが、視点者の経験を通じて描写される未知の空間が読者にとって次第に秩序をもった場所になっていく、と考えることができるのではないかと、その写真を見ながら思った。
『空間の経験』は全てが参考になるわけではないが、目を覚まさせてくれることがときどき書かれている。が、論文を書くのは誰かという問題は、まだ全然解決できていないから結局一行も書いていない。ただ、引用されるべきものが増えてきたから、それを管理するためにGmailを使うことにした。ほんとはFilemakerとかを使うのがよいのだろうけど、生憎もっていないので、自分に自分でメールを送ってそれにラベルを付けて管理する、という方法。使い勝手がいいかどうかはわからないけれど、まだまだなんでもサーバーにアップしたい気持ちは続いている。



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