『軍縮会議』

わたし 「軍縮会議をしましょう」

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「なんで早く大人になりたいの?」
「だって、大人って友だちいないんでしょ?」
「なら、キミはもう大人ね」
「それは、わたしに友だちがいないって皮肉?」
「子どもは、大人にも友だちがいるんだって思ってるってこと」
「 大人は、大人全員と友だちなんでしょ。なら、友だちって概念はいらない」
「それは、友だちがいない人に対して失礼じゃない?」
「全員友だちってのと、一人も友だちがいないっていうことに違いがあるんだとしたら失礼になるけど、全員が友だちなら一人も友だちがいない人はいないんだからそれは成り立たないんだよ」
「わたしは、人間の話をしてるの」
「わたしは現実の話をしてるよ」
「現実は論理じゃないの」
「気持ちの話をしてるんだよ」

何も覚えてないのに夢を見たってのだけが分かる、午後
疲労しか持っていない
今日を、わたしのために無責任であろうと誓う

爪が伸びてカチカチと
キーが音を立てるのを、聞くために書く
画面を凝視して、目が疲れる
のを待つ
たばこの代わりに、石を拾う
全速力で、
知らない自転車を追いかける

父親の書棚から持ってきた詩集に、知らない女性が父に宛てた手紙がはさまっていて
ひとりの肉体がその文字を書き付けた重みは、
紙が黄ばんでも、消えずに残り、
もう父のことを忘れているだろうに、
少女の純真が長持ちする不気味

「時間がたったら、苦しくなくなる?」
「そうね」
「時間がたったら、苦しくてもがんばろうって誓いは褪せる?」
「そうね」
「明日がこなければいい」
「ずっと泣いてるの?」
「確信してる。苦しみに慣れたら、自分は幸せだって勘違いする」
「 さみしくて死ぬんじゃない?」
「死ぬ前に幸せならそれでいい」
「それって、すごく幸せな考え方」
「ずっとそう思って生きてきた」
「それは褪せなかったの?」

許したことを忘れてはいけない。失ったものは美しく記憶されるが、忘れることで許してはいけない。
忘れずに許し、許したことを忘れないことが、本当に許したということならば、許されるものなんてないのかもしれない。

10秒後、目覚まし時計は
いつもと同じ時間に同じ音で鳴る
昨日、泣いた音
明日、泣く音
石を抱いてまた寝る
眠りながら微笑む
練習する
お腹空いて死んじゃう

ウソの恋人を殴り
ウソの浮気相手を刺し
ウソのベッドで、ウソの新聞記事を
汗まみれで、切り抜く
テーブルに置いて
ウソの歌を叫び
ウソの空を飛ぶ

これは、人間の話をしている
これは、現実の話をしている

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あなた 「あなたのためだけに世界を変えようと思って、一生懸命にがんばってうまくいかなくって、死ぬ時に後悔するなんてことはないから、あなたのためだけに世界を変えようと決めた!!」

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