「武装解除して下さい」
「なにが武器か教えて下さい」
「筋力、知識、才能、経験、友人、お金」
「あなたにはそれはないんですか?」
「ないです」
「思い出は?」
「あります」
「じゃぁ、幸せを求める気持ちは?」
「自分のせいで誰がが不幸になることに怖がろう」
なんて、幸せな教理
思い出を持つための
結果が平和でないことがない競争
ばかり続けてきた、過去を
再構築する、プログラム
を日記に書き付ける方法を教えられて
記される、かるく
かるく変わる、明日の代わりを
建てるための、今日の排泄物
「欲しいものが増えていって、でも何も買えなくって、それでも歩いてるだけで欲しいものが増えていくのは街とか経済とか政治とか、自分では触れない広さの世界のことだからあきらめて我慢しようって発想をみんなしてるとして、じゃぁ一番なにがダメかって、その発想そのものが世界が変わらない理由だって思ってる人がいるじゃない」
「いるかもね」
「いまからそういう人をニセ革命家って呼ぶけど、じゃぁホントの革命家が革命を欲するのは、ニセ革命家と同じ理由かって言うと、もっと大きな使命めいたものだと思わない?」
「理由はいろいろあるよ」
「いろいろって?」
「私欲だけでなくって、誰かのことを思って革命しようって人だって沢山いるんじゃない?」
「いるんじゃない?って、そんなの知らないよ」
「いると思うよってこと」
「いると思うよとか、そういう曖昧な答え方で自分の意見をはぐらかしてばっかりいる人ばかりなのがイヤだっていうのは私欲?」
「キミがキミのためにイヤだって思うなら私欲だし、革命にはならないと思うよ」
「世界のためにキミを変えてやろうっていうのは、革命?」
「そうだね」
「じゃ、かくめいしていい?」
包丁で切った指を、包丁で治す
ことが可能になる
世界すら
創れなかった歴史を、罪深いと
指差した指で
あたし、に陽を
食わせてから
清潔な事実たちよ
死ね
「これ、どうかな」
「罪深いってどういうことかわからない」
「満足してるからだよ」
「満足できないのを自分以外のせいにする発想がわからない」
「自分で抱え込んでなんとかやっていきましょう、っていうのが習性みたいなものだって自分自身に思い込ませるために、騙し合いながら生きることが社会の前提であることを嘆いている人たちのことを考えたことがないからでしょ」
「それは偽善者だよ」
「考えるだけならそうだけど、それから何かを変えようとしてるんだから、そんな風に言われたくない」
「変えるのが目的じゃないでしょ?変えることができる自分でありたいって思ってるでしょ?だから、罪深いって言い切ってそれが自分のせいでもあるってことには気づかないんじゃないの?」
「単なるエゴイストと同じってこと?」
「エゴイストっていうか、平均的な一般人」
「一般人をそんな風に思ってるなら、それこそ自分を自分で高みにあげて皆が幸せになろうと努力してるのをほくそ笑んで見てるやな奴じゃん」
「それは事実よ」
「その事実に死んで欲しいの」
「死んだ事が、また事実になるんだよ」
「でも真実ではなくなるから」
「事実に寿命はないの」
「時間を刃物に研ぎ上げることなんて簡単なんだよ」
「じゃぁ殺して」
「ヤダ」
「死んでほしいんでしょ?」
「コワいからヤダ」
ねぇ。
先に行ってて。
ちょっとかくめいしてくから。



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