AG-AF100 – マイクロフォーサーズカムコーダー!本気で業界が変わるぞ!

AG-AF100、やばいやばいやばい!パナソニックとオリンパスが提唱したマイクロフォーサーズ発表時、「動画と静止画のシームレス化」が一つの目標だったらしく、それは今までのデジタル一眼動画機でも感じられたことだけど、あくまでスチルカメラ側からビデオへのアプローチでした。そして2010年秋、ついにビデオ側からスチルカメラ規格であったマイクロフォーサーズへのアプローチが!

何でこんなに興奮しているかというと、AG-AF100は業務用カムコーダーの歴史にないイメージセンサーを採用したものになるからです。

業務用カムコーダーは、大きくわけて1/3インチ, 1/2インチ, 2/3インチのイメージセンサーを持っていて、基本的には大きいほど解像感が高く感度もよい、ざっくばらんに言えば高性能なものになります。その分、高い。
放送用もほとんどが2/3インチ。

一方、マイクロフォーサーズは4/3、17.5mm×13mm。数字の話をするとややこしいのですが、面積で比較すると2/3インチの4倍近く、1/3インチの13倍くらい、です。(すごくおおざっぱに計算してます。。。)とりあえず、いままでのビデオカメラよりセンサーが

すっごく・・・大きいです・・・・(´∀`*)

そして、多くの1/2インチ、2/3インチのカムコーダーはレンズを付け替えることができますが、スチル用のレンズに比べラインナップは少なく、積極的な画作りというよりは画角や操作感のために付け替えるということも多いです。
規格が決まってる以上、スドコが知る限りベータカム機以降の業務用カムコーダーは、1/3,1/2, 2/3という規格に則った形で開発されてきました。

それまでENG取材に用いる機材は、ビデオカメラ部と、U規格などのVTR部が別々になっていて、カメラを担いだカメラマンの後には、ケーブルで繋がれたVTRを持つビデオエンジニアが付いて回るという2人1組、もしくはカメラマン1人が両方を担ぐという機動性に欠ける取材を強いられていた。1982年にベータカム方式のカメラ一体型VTR「BVW-1」が登場。ビデオカメラとVTRが同体化(カムコーダ)されケーブルから解放されたカメラマンの機動力は飛躍的に向上する事となった。

28年間以上、続いてきた暗黙の了解。パナソニックが崩すことになるかもしれません。

AG-AF100で何が変わるのか?

まず、作れる画が変わりますね。このブログでは何度も書いていますが、ボケ表現がやりやすくなります。
劇場版映画って、家庭用ビデオカメラで撮ったような画じゃなくって、背景がボケていてメインの被写体が引き立ちますよね?
マイクロフォーサーズのイメージセンターって、映画用35mmフィルムとほとんど同じなんです!

あとはやはり、スチルとムービーのシームレス化が本格的になりそう。いまでもMVやCMでデジタル一眼ムービーは使われていますが、後述する問題のことを考えると、やはりカムコーダーが使いたいところ。でもレンズはスチル用のラインナップもたくさんあります。マウントアダプターを使えば、ニコンのだってキャノンのだって、デジタルシネマ用のPLマウントだって使えそうです。

具体的な使用目的は、取材・報道系のものよりも、やはりクリエイティブな作品を作る際の使用のほうが向いているとは思いますが、これも決めつけではいけませんね。報道の映像は、客観性を求められるのでボケ表現は用いませんが、それももしかしたら変わる、かも??

デジタル一眼ムービーの問題点が解決する??

デジタル一眼動画機の問題点。これはたくさんありますよね。思いつくままに列挙します。

  1. ボディデザインが動画のことを考えられていない=長時間ホールドするのが困難。
  2. レンズがスチル用なので、スムーズなズームができない。
  3. 同じ理由で、スムーズなフォーカスができず、フォーカスリングの送り幅も短い。
  4. 同じ理由で、アイリスがシームレスに変化しない。
  5. オートフォーカス対応のレンズがほぼない。(現時点でパナソニックが出してる1本のみ)
  6. マイクにファンタム電源を送れない。
  7. マイク端子がステレオミニなどの民生機仕様。
  8. 画作りができない。もしくは画作りが写真しか想定してない。
  9. 動画のための操作性を考えたインターフェースになっていない。
  10. 長時間録画を想定してないため(おそらく)長時間録画した際の熱やらなんやらの問題がありそうで怖い。

こういう問題点が全部なくなって、いままでのカムコーダーと同じ感覚で使えるものになったら、AG-AF100はとてつもないカムコーダーになるはず!!
レンズの問題はボディだけでは解決しませんが、スチル用のラインナップも使える上、動画のことを考えたレンズが開発されていけばいいですね。

放送用カムコーダーのレンズはキヤノン製とフジノン製が多いので、この2社がどのように反応するのかも気になるところ。

興奮して長くなってしまった。。。
発売は2010年秋の予定。楽しみだ!!

ネタもとは
世界初、マイクロフォーサーズ カメラレコーダー参考出展 : ビデオSALON
パナソニック、4/3型センサー搭載の業務用カムコーダーを開発発表 – デジカメWatch

マイクロフォーサーズなムービー一眼、DMC-GH1の記事もありますので合わせてどうぞー。

DMC-GH1を触ってきた(買ってはない)ので、動画機能のレポート。
GH1でシネレンズ!撮影現場の模様。
GH1のレビュー(良意見のみ)をまとめてみた。

※記事内にあるイメージセンサーの面積はおおざっぱな計算です。正確な数値ではありません。

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コメント Feed

  1. NEX-5とAPS-Cなビデオカメラが発表!AG-AF100についで大ニュース! - スドコガ - 2010 年 5 月 12 日 7:46 PM

    [...] マイクロフォーサーズなビデオカメラAG-AF100の記事もせひご覧下さい。 [...]

  2. AG-AF100, マイクロフォーサーズなビデオカメラの続報。 | スドコガ - 2010 年 7 月 1 日 10:02 PM

    [...] 発表され、スドコガでもとりあげました。 AG-AF100 – マイクロフォーサーズカムコーダー!本気で業界が変わるぞ! [...]

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