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上手な撮らせ方

Posted on 2月 25, 2009 in 映像のこと

舞台収録の「撮影」を教える、ということを初めてやってみた。カメラの使い方とかではなく「撮影」。なんなんだ「撮影」。

ちょうど一年くらい前、フェスティバル/トーキョーの前身である東京国際芸術祭2008の公演全てをぶげけんさんが記録に入り、それは沢山反省点があったしクオリティが低いものもあったんだけど、ぶげけんさん全員の経験値が底上げされて、今は最低限の舞台収録に関する知識をカメラマン全員が知っているので、ぶげけんさんはボクがわざわざ伝えなくてもちゃんとやってくれてるところが沢山ある。
それでも、撮影の依頼がくるところから納品するまでのワークフローを全て書き出し、かつ公演の種類によってどういう点が違うのかも書き出していくと、ぶげけんさんにも伝えていないことが沢山ある。そんな中、カメラの扱いには慣れていても舞台に関しては素人の普通のカメラマンに対して舞台収録をどのように教えるのか悩んで、かつ、ぶげけんさんにも「撮影」を教えなければならないと思い、ぶげけんディレクターマニュアルなるものを作り始めたのが10日ほど前、それから更新してはいないけど、今日の撮影教授2回目でマニュアルに入っていない大切なことがあることがさらにわかった。

いままでぶげけんさんに教えていたのは「撮影」ではなく、その前段階にあるカメラの使い方とか舞台に関するマナーがメインだったわけで、そのマナー等も含めて「撮影計画」であって、撮影計画が立てられないと撮影はできないから、マナーとかも「撮影」の一部だ。

舞台収録というのはとても特殊な撮影で、特に普通にお客さんをいれて行う記録は、収録といってもお客さん優先。液晶ではなくファインダーで撮るとか、レックランプ消すとか、ビープ音も消すとか、そういったぶげけんさんが当然知っているマナーを普通のカメラマンは知らない。

マニュアルというからには「この一冊で舞台収録はカンペキ!」的なものを目指したくて、できるだけどんな公演でもなんとなく使えてしまうものに仕上げていつか公開できればと思ってるから「マナー」も含まれているべきで、でも「マナー」なんて言い方は気持ち悪い。

加えて理論が全くないところに帰納法で理論を作り出していくという作業はボクは意図的に避けていたことで、やってみるとおもしろかったんだけど、結局「公演毎に悩みつつ解決策を考えます」というところに落ち着いてしまう。
とりあえず、ある程度できたらパブリックベータ版を出そうかしら。

いま目の前で照明さんがシュートをしてる。映像さんは関係ないと思いきや、プロジェクターからでる映像との兼ね合いを確認したいと言われることも多い。スクリーンにあたってしまう照明の光の許容範囲のことや、逆に映像のハレーションで舞台空間がどれくらい見えるかどうか、などなど。

ボクも昔はこういうの知らなかった。

知りたくて知ったわけでもないが、今は知ってしまってる。「知らないことを知っている」って感じのこととは別に、知っていることで知らないことが増えるのは、今はいいことだと思ってみる。

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