ブログ論と言われるものはいろいろあるみたいですが、HeartlogicさんのWeb=ストリーム論からブログ・ブロガー論 2009年夏版をきっかけにスドコもちょっと考えてしまいました。
Web=ストリーム論のまとめ
まずHeartlogicさんの記事をまとめてみます。強引に「言い切り型」でまとめるので、詳しくはネタ元を参照して下さい。
- ネットはリアルタイムストリームに移っていく(と仮定する)。すると、生活のリズムが重要になり、そのリズムに合うメディアや合う人というのがでてくる。
- ライターは感じたことを「まとめて」「〆切までに」「起承転結をつけて」書くのに対し、ブロガーは「その時のことを」「その時に」「結論とかなくても」書く。ブロガーの情報は、受け手が能動的に「読む」のではなく、リズムが合ってるから「入って来る」。
- AIDMAやAISASやAISCEASとかを考えてみると、ブロガーの情報は、「気づき」から「消費」「共有」段階まで消費行動のすべてに寄り添っている=同期している。
- これからのブロガーは、自分のリズムの中に「書く」ことを取り込み、保ち、読者と同期し続けるのが重要。
すっごく強引にまとめました。
で、とても素晴らしいブログ論なんですが、気になることがあるんですね。
気になっちゃった。その1
一つ目はこの記事がとても「まとまっていて」「起承転結がある」ということ。
- リアルタイムストリームに移るかも。リズムが重要じゃない?(仮定、起)
- それに、ライターはこうでブロガーはこうでしょ?(仮定を受ける、承)
- 消費行動のサイクルとブログのサイクルが同期するという視点(仮説を立てる、点)
- 同期って大切かも、という結論。(結論、結)
これも強引なんですが、スドコには起承転結になってると感じられるんですね。実際は、曖昧な言い方や「かもしれない」などなどの言い方をしていますが、タイトル通り「論」になってます。
文章で伝えるのに慣れている人は、意識せずとも起承転結になるようですが、それにしてもとてもよくまとまっていて、内容が伝わってきますよね。
この点は重要ではないんですが、論者の姿勢と論自体の齟齬は気になりました。よくあることなんですけどね。
気になっちゃった。その2
もう一つ。
スドコがこの記事を知ったのは、Tumblrでだったんです。
こう考えると、つまりブログを書くにあたっては、
* いかに暮らしのリズムの中に「書く」というイベントを取り込むか
* そのリズムを保ち、読者と同期し続けられるか
がキモ、という考え方もあるな……というのが、最近ブログについて考えていることです。
たしか、この部分が引用されてTumblrに流れてきました。
スドコは「まとまった文章」「結論がある文章」でないと、引用されない気がするんです。短いともっといい。この記事がTumblrに引用されて流れたのも、ちゃんと短くまとまってたからだと思いますし。
そして「引用されやすいこと」というのは、リアルタイムストリームとは別のマーケティングの側面、バイラルという視点からみると重要なことですよね。
TumblrにPostされてみたい
最近、TwitterやTumblrでの情報入手の量がRSSを上回ってきてるんですが、RSS購読とTwitter/Tumblrの一番の違いって、「読んだ人の感想がくっついてくる」ってところだと思うんです。そもそもその記事を「ブクマした→Twitter」とか「reblogした」っていう行為自体が興味を持ったことの証明ですよね。そういう他人フィルターを通ってきた情報は、安心できます。
さらに言うと、Tumblrで引用されたものは、その引用部分がおもしろければreblogするだけでなく元をたどって記事を見に行くことも多い。
RSSでは、自分でその記事がおもしろそうかどうかを判断しなくてはならないわけです。自分フィルターしかない。これは量が多いと大変になってくるし、なにより画一化してきます。
では、自分が誰かにとっての「他人フィルター」になるのはどういうときか。
スドコが誰かのブログを読んで、「この記事いい!」と思った直後にすることって「なにか引用できないかな?」って探すことなんです。具体的にいうと「TumblrにPostできるのはないかな?」ですね。その後にブクマするかどうか、を考えます。
「TumblrにPostしたい」「ブクマしたい」と思わせる記事を書く、っていうのが大切だと思ってます。そしてそのためには、いわゆる起承転結って結構重要なんじゃないか、と思い始めています。
先の話につながりましたね。
- ちゃんとまとまった良質の記事を書く。
- 誰かが引用する。
- 引用部分が広まっていく。
Heartlogicさんの記事も、このストーリーで広まっていったはずです。それはちゃんとまとまった良質の記事だったから。
リアルタイムストリームの中でブログを書く事も考えなくはないです。消費行動と同期する、という視点はマーケティングの見地からすると新しい、かつ当然の流れだと思いますし。
でも、「その時感じたことをその時に」書いて、なおかつ「まとまっている」文章を書く事ができないスドコは、まずちゃんとした記事を書くところから始めたい。
他者の論を簡単に受け入れるよりは、自分の信ずる核をもって人生を重ねるほうが人間として純粋です。
うーん、この記事は起承転結になってるのかな?かな?



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